ワインを持ち帰る方法

日本ではなかなか購入できないワインなどをどうしても持って帰りたいときにどうすればいいでしょう。

お酒を持ち帰られるのは3本までだと思っている方がいますが、免税範囲が3本なだけでそれ以上は税金を支払えば持ち込めます。3本以上は超えた分750mlのボトルの場合1本につき150円の税金がかかります。1本150円しかかからないのでほしいワインがあった場合には持ち帰ったほうがいいでしょう。ただし、以前はワインボトルでも機内持ち込みができましたが、9・11以降機内への100ml以上の液体持ち込みはできなくなったので、手荷物として預けることが必須になります。

ワインを持ち帰る際に一番気にしておかなければいけないのは重さ手荷物の数です。買いすぎてしまうと空港で預ける際に手荷物数オーバーや重量オーバーになり意外な出費がかかります。ワインを買う際にはこの2つを気にしながら買いましょう。

2,3本の場合

あまりお勧めできませんが、厳重に梱包してスーツケースに入れましょう。 最近はソフトタイプのスーツケースが多くなってきたので、落とした時の衝撃がスーツケースの中まで届くことが考えられるので万が一割れた場合のことを考慮してビニール袋などに入れ衣類やタオルなどで巻いてスーツケースに入れます。

後述する紙製のワイン・スタイロフォームの中身だけ買って梱包材替わりにすることもできます。

本数が多い場合

多くのワイナリーでは飛行機に預けられる配送用の箱を600~800円前後で売っています。これは箱の中に発砲スチロールや紙でできたワイン用スタイロフォーム(ボトルの形に成型されたもの)が入っていて、ワインが守られるようになっています。8本とか12本入りのものがあります。

ワイナリーでワインを購入する際にスタイロフォームもくださいというとたいていのところは売っていると思います。箱を売っている場合は、「飛行機にチェックインするので・・・」といえばそれようの箱を出してくれます。

箱は2つのタイプがあって、写真のようにワインを縦に入れるものと横に寝かせて入れるものがあります。 最近は縦に入れるものは少なくなっているようですが、帰国するまでの長い移動を考えると縦に入れられるものが入手できるのであればそちらがいいでしょう。

飛行機に預ける際はこれで手荷物1つに数えられるので12本入りの物を入手するのがいいでしょう。重さはオレゴンのピノ・ノワールのボトルは重い物が多いので12本で20kg位になると考えておいてください。

空港で預ける際に必ず中身を聞かれますので中身はワインだと報告してフラジャイル・タグ(取扱注意のシール)を張ってもらいましょう。

ワイナリーで箱が売っていなかった場合は、NewbergのNewberg Mail Room (1102 N. Springbrook Road, Newberg, OR)でワイン用の箱が売っています。Newbergダウンタウンから99Wを北に少し行ったSafeway Plaza(スーパーのSafewayがあるところ)にあります。

最近は航空会社の手荷物個数の制限が厳しくなったり、手荷物超過料金が高くなっているので買いすぎに注意しましょう。

ANAは2013年6月の発券分からエコノミーの乗客は無料で預けられる手荷物は1つになります。スーツケースを1つ預けると、次の荷物は有料になります。ユナイテッド・エアラインの場合だと追加荷物1つにつき32kgまでで15000円ほど超過料金が取られます。12本入りの箱の場合だとワイン1本あたり1400円(超過料金1250円+税金150円)かかることになります。


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